夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「…ばーか。」
……でも。
ヴァロンは微笑んでくれた。
俯いていた私の顔をグイッと持ち上げて、
瞳を真っ直ぐ合わせてくれた。
「お前とのその約束があったから…。
俺は今ちゃんと生きてるんだよ。」
そう言って…。
沈んでいた私の心も、持ち上げてくれる。
「1番辛かった時、
お前との約束が力になって…
俺に幸せな今をくれたんだよ。」
ヴァロンは少し身を屈めて、
いつの間にか結い終わっていた私の髪の裾を持って…そこに軽く口付けた。
「……ありがとう。
お前の1番欲しいものをやれなくてごめん。
……でも、ずっと一緒だから。
白金バッジの夢は、
お前と…シュウと共に叶え続けると、誓う。」
ヴァロンの強い誓いの言葉と、
大好きな眼差しに…胸が熱くなる。