夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
【数日後…。/夢の配達人の隠れ家の広場】

私の申し出を、
ヴァロンは受け入れてくれた。

広場で待つ彼の元に、
私は7歳になった自分の息子を連れて行った。
息子は私とヴァロンが初めて会った時と同じ年齢。
こんな日が来るなんて、不思議な気持ちだ。


「…ヴァロン。
息子の、ミライと言います。」

「は、初めまして…!」

ヴァロンに紹介すると、
ミライは私の隣で緊張した様に頭を下げる。

そんな様子を見てヴァロンはフッと笑うと、
ミライの正面に屈んで顔を覗き込んだ。


「へぇ〜。
やっぱ、お前に似てんな。
初めて会った時のシュウそっくりじゃん。」

ヴァロンはミライの頭を撫でながら、
私を見て言った。
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