夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
ミライは憧れのヴァロンに会えて、
とても嬉しそうだった。
それはそうだ。
何度も何度もヴァロンに会ってみたいとせがむ息子を、私はずっと遠回しに交わしてきたのだから…。
夢の配達人になりたいと頑張ろうとする息子を、私は自分の気持ちを優先させて隠れ家には今まで近付けさせなかった。
ミライ。
未来を繋げて生きてほしいと願いながら、
私はずっとこの子を縛り付けてきた。
……ごめんね。
こんな未熟な父親の元に、
せっかく生まれて来てくれたのに…。
これからは、全力で応援するから。
名前の通り、
未来に向かって突き進んでほしい。