夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
(2)
時間はまだ15時過ぎ。
カーテンを引いてもらったけど、
私からしたら明るい寝室は落ち着かない。
どうしていいのか分からず、
ソワソワしながらベッドの端に座っていると…。
ヴァロンが隣に座り、肩をグッと抱き寄せられた。
「///っ……。」
シャツ越しから感じるヴァロンの逞しい筋肉が自分の頰に触れて、一気に熱くなる。
でも、心地よい彼の体温。
もっと触れ合いたい。
と、感じずにはいられない。
「…アカリ。」
「!///っ……んッ。」
名前を呼ばれたと思ったらすぐに塞がれた唇。
ヴァロン以外とキスした事なんて、ない。
…けど、そんな私でも分かるくらい上手なヴァロンの口付け。
あっという間に酔わされて、身体の力が抜ける。