夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「だから、このままアカリと繋がりたい。
着けずに…したいと思ってる。」
やっと一緒に、
素直に愛し合える相手に巡り会えた。
もう、何にも遮られたく…ない。
……けど。
「……でも。
アカリにまだその覚悟がないなら…。
ちゃんと、子供が出来ない様に避妊するから。
…教えて?」
俺は知ってるから。
望まれない子供の苦しさ。
愛してくれないなら、
どうして産んだんだろう?
そう問い掛け続ける、悲しさ。
そして…。
軽率な行為のせいで産まれて親に会えない…。
そんな子を、もう作っちゃ…いけない。
親子なのに、互いに名乗れず…。
堂々と一緒に居られない。
そんな悲しい事を、俺は繰り返したくない…。
アカリと瞳を合わせたまま、
俺は彼女の返答を…待った。