夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「アンタ、綺麗ね。
その容姿は神様があんたに与えてくれた財産よ。
隠す必要ないわ。
むしろ、見せてやりなさい!」
俺の顔を包む様に、
両手で触れたリディアの温もり。
心地よい温もりが、
また俺の鼓動を跳ね上がらせて…。
生きてる、って実感させてくれた。
「誰よりも、良い男になりなさい。
アンタなら絶対になれる。」
何を根拠に、
リディアはそう言ったのか分からない。
……でも。
己を否定し続けてきた俺には、
彼女の言った”絶対”という言葉が嬉しくて。
「……。
5億よりも、価値のある男になる。
安すぎたって、後悔させてやる。」
俺の言葉に、
リディアは嬉しそうに頷いた。