夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

生活は基本、
リディアが仕事に出掛ける時以外は一緒。
住む場所も、リディアの自宅だった。

毎日が勉強で、
朝起きてから夜眠るまでリディアは些細な事も俺に教える。
日常生活だって任務に役立つと、
家事全般も当番制で厳しく分けられた。


勉強も筋トレも習い事も…。
リディアが俺に突き付ける課題の内容は、
間違いなく実の母親よりもスパルタで厳しいものだった。

…けど、俺は楽しかった。


リディアと居ると、
俺はドキドキが止まらなくて。
リディアと一緒に居られるなら、
どんな困難な課題もワクワクする気持ちに変わった。


「ヴァロン、すごい!アンタ天才よ!」

笑顔でリディアに抱き締められる度に、
堪らなく湧き上がる感情。


”誰よりも良い男になりなさい!”…。

もっと、認められたい。
リディアの言う、良い男に…なりたかった。
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