夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「お兄さん!これ、美味しいね!
俺ここのお菓子大好きなんだぁ〜!!」
「っ……え?…えぇ……ッ。」
っ…お兄さん?僕の事…か?
突然絡まれて、僕は驚いた。
目の前のヴァロン君は、まるで別人。
無邪気にお菓子を食べて喜ぶ、ただの子供。
元気な、笑顔の可愛い…男の子。
「あ、別の味もあるんだねっ?
そっちも食べた〜い!!」
「///っ……。」
その可愛い天使の様な笑顔に、
僕はドキッとする。
新たな味のお菓子を嬉しそうに手に取るヴァロン君の姿に見惚れていると…。
「わ〜!ママ!あれ美味しそう!」
「ママ〜!ボクも食べたーい!」
と、いつの間にか店頭にたくさんの親子が集まっていた。