夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
……。
けど、現実は違う。
耐え続けても、変わらない毎日。
愛する人なんて、いない。
大切にしてくれる人なんて、いない。
……。
私は、
13歳の時に…妊娠した。
私を抱いた誰かの子供。
誰が父親かなんて分からなかった。
……戸惑ったけど、私は嬉しかった。
私の赤ちゃん。
自分に家族が出来るのだと、喜んだ。
王子様なんていらない。
私を大切にしてくれない男なんていらない。
この子がいればいい。
私を母親に選んでくれたこの子を、守りたい。
そう、思った。
……。
でも、産ませてなんてもらえなかった。