夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
私が身籠った事なんてお構いなし。
男達は散々私を慰み者にして、棄てた。
……。
その結果。
子供はこの世に産まれてくる事も出来ず…。
私も母体への影響があって、
医師からもう子供を産むのは難しいと診断された。
そんな絶望の中。
私を支えてくれたのはサヤと、
夢の配達人のマスター・ギャランだった。
二人は私が町で倒れているのを保護して病院まで運んでくれた人物。
同じ年の友達なんていなかった私にとって、
毎日の様に側に居てくれたサヤは掛け替えのない存在。
卑屈な私を見捨てないで、
一緒に笑って泣いてくれた優しい女の子。
そして、
私に生きる道を示してくれたマスター。
短所を生かすも殺すも自分次第だと…。
私の存在を否定せずに、
初めてそのままでいなさいって…言ってくれた。
私は、夢の配達人になる事を…決めた。