夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
同じ年なのに、全然違う。
綺麗で純粋なサヤ。
濁って汚れた私。
サヤの事が大好きな分、
サヤが良い子だと知っている分…時々辛くなる。
「…そうそう!
白金バッジになって最初の仕事が決まったの!
報酬いくらだと思う?5億よ、5億!」
「!……ご、5億ッ?!
う、嘘でしょ〜?見た事ないよ〜そんなお金!」
私が話題を変えると、
サヤは顔を真っ青にして汗をかいていた。
コロコロ変わるサヤの表情。
私の嫌な部分に、
気付かないでと…祈ってた。
私には、仕事の話しかなかった。
自分で選んだ道なのに、
時々すごく寂しくて…悲しい。
……
………。