夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
【下剋上当日/リディアの家】
この日も雨だった。
やっぱり、私達の想い出は…雨。
……でも、一つ…いつもと違う。
お互いにとって、
良い日になっても悪い日になっても…。
もう、一緒に同じ景色を見る事は出来ない。
ヴァロンが下剋上に選んだ場所は、自宅。
私と7歳から過ごした家を、選んでくれた。
玄関の鍵を解除したまま、
身を隠す事もしないでリビングに居るヴァロン。
つい一年前まで、
当たり前だったこの光景に…
視野が滲みそうになった。
「……。
これ、最初に返しとく。」
でも、ヴァロンがそう言って…。
家の合鍵をピンッと指で弾いて飛ばすと、私に返した。
もう、後戻りは出来ない。
あの時この合鍵を宝物の様に扱ってくれた時には、もう戻れない。
この日も雨だった。
やっぱり、私達の想い出は…雨。
……でも、一つ…いつもと違う。
お互いにとって、
良い日になっても悪い日になっても…。
もう、一緒に同じ景色を見る事は出来ない。
ヴァロンが下剋上に選んだ場所は、自宅。
私と7歳から過ごした家を、選んでくれた。
玄関の鍵を解除したまま、
身を隠す事もしないでリビングに居るヴァロン。
つい一年前まで、
当たり前だったこの光景に…
視野が滲みそうになった。
「……。
これ、最初に返しとく。」
でも、ヴァロンがそう言って…。
家の合鍵をピンッと指で弾いて飛ばすと、私に返した。
もう、後戻りは出来ない。
あの時この合鍵を宝物の様に扱ってくれた時には、もう戻れない。