夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

……。

何が、起こったの…?

呆然とする私。


「……っ…いッ…!
っ……リディア?…おい!大丈夫かッ…?!」

ヴァロンが血相を変えて…
腕の中の私を覗き込んで見つめた。
両肩を掴んで、
私の顔や身体を…とても慌てて確認してる。


ふと見ると、床に飛び散ったガラスの破片。
ヴァロンの傍にある食器棚のガラス戸が、割れていた。


っ……まさか。
私を、庇った…の?

飛び散ったガラスの破片で切れたのか、
彼の頰から血が流れていた。
ザワッと胸が震える。


///っ……バカ。…バカ、バカッ…!
何でそんな…無茶するのよっ……///!

嬉しさよりも…。
もしヴァロンに何かあったら、と…恐怖が襲う。
大切なヴァロン。
自分よりも、彼の方が大事だった。
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