夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
(6)
……え…っ?
すぐに離れた唇。
驚きで目を見開く私を、
ヴァロンが真っ直ぐ見つめてた。
「……もう。
下手くそなんて言わせねぇから…。」
そう言ったヴァロンに抱き寄せられて、
唇をついばむ様に何度か口付けられた。
彼の舌先が私の唇をなぞって…
そのまま深く、熱い口付けが繰り返される。
「///っ……!
んッ……ダメッ…ヴァロ…ン!やめッ…///。」
私は必死で彼の胸を手で押した。
嫌じゃない。
本当はこのまま身を委ねたい。
…けど、そんな事許される筈がない。
これ以上、この子を私の私欲で汚せない。
私達は師匠と弟子。
そう何度も心の中で言い聞かせた。
でも、心の叫びとは反対に…。
私の身体はヴァロンを求めて熱くなっていく。
息が乱れて、熱い吐息を漏らす私を…。
ヴァロンは口付けたまま抱き上げると、
そのまま私の部屋に運びベッドに組み敷いた。