夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「あのね…。
荷物持ってるのぜ〜んぶボクなんですけど!」
「うっさいなぁ!男でしょ〜!」
玄関で騒ぐ二人は、仲が良くて賑やか。
私は思わずくすくす笑った。
「ホラ〜!アカリさんに笑われた〜!」
「はいはい。
アカリさん、荷物多いんで中まで運びましょうか?」
レナの絡みを抑えて、
荷物を抱えたレイが私に話しかける。
「あ、本当?ありがとう。
時間があったら一緒に昼食どうかな?
買い物のお礼に。」
私が笑顔でそう言うと、
二人は嬉しそうに声を揃えて「ご馳走になります!」と言った。
「いや〜。
けっこう本格的に降ってきちゃいましたよ、雨。」
「えっ?そんなに?」
玄関から奥の部屋へ向かう途中、
レナの言葉に私は驚いた。