夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
でも、マスターは信じてくれていた。
いつも私を暖かい目で見て、
本当の娘の様に可愛がってくれていた。
「っ……言わないで下さい。
ヴァロンには、言わないで下さいっ…。」
側に歩み寄って来るマスターに、
私は震える声でお願いしながら頭を下げた。
「……。
まだ、ヴァロンがガキだからか?
…だが、年は関係ない。
自分のした事に責任を持たせんといかんだろう?」
責める訳でも、怒る訳でもなく。
心から心配して私に問い質してくれるマスター。
私は、首を横に振った。
「…ヴァロンは、悪くありません。
っ……誘ったのは、私です……///。」
あの夜。
私を抱こうとしたヴァロンは、
何の準備をしていなかった事に気付いて一瞬躊躇していた。
それを、私が…自ら身体を繋げた。
無責任に抱く事を迷ったヴァロンを誘ったのは私。
これは私が、自分で望んだ結果。