夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
ズキズキ、ズキズキ痛んで…。
肩を片手で押さえながら、
思わず少し俯く様に前屈みになった。
「っ……。
ごめんね、ユイ…。ビックリ…したよね?」
こういう時、痛みに耐える私を気遣う様にユイはいつも大人しくなる。
なかなか治らない痛み。
骨を直接握り潰されてるみたい。
「っ……ヴァロンッ……。」
首のネックレスに掛けている鍵をぎゅうっと握り締めて、私はヴァロンの事を想い浮かべながら耐え続けた。
……
………。
けど、
痛みや苦しみは良くなる事はない。
年が明けるとますます激痛に苦しむ毎日。
夜も眠れない程、酷くなっていった。