夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
そして…。
2月14日に私は無事に女の子を産んだ。
病のせいで上手く力む事が出来なかった私は、
結局帝王切開になってしまったけど…。
下半身麻酔のお陰で、
ちゃんと元気なユイの産声を聴けた。
……。
そしたら、なんか安心しちゃって…。
ずっと眠れない日が続いていた私は、
ユイの姿を見る前に意識を手放してしまった。
安心したのは、
ユイが無事に産まれた事だけじゃない。
先生と奥さん。
私の意志を尊重して、
他人の私に家族の様に優しくしてくれた二人。
二人にユイを託す事、
間違いじゃないって…改めて思えたから。
私がいなくても、ユイは幸せになれる。
私の様に捻くれたり、きっとしない。
絵本のヒロインの様に、
花みたいに可愛い女の子に育ってくれる。
……そう。
心から、思えたから……。
……
………。