夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「っ///……ユイ。
ユイ…っ……ユ、イッ……///。」
震える声で、何度も名前を呼んだ。
嬉しくて。
愛おしくて。
触れたくなる。
っ……でも。
この子は、もう…私の子じゃない……ッ///。
伸ばしたい手を布団の中で握り締めていると…。
「…リディアさん。
少し、失礼しますね。」
そう私に声をかけた先生がゆっくり身体を支えてくれて…。
私の上半身を起こすと枕で背もたれを作ってくれた。
すると、
なんとか上半身を起こせた私の腕の中に…。
「…ほら、ユイちゃん。お母さんですよ?」
と、奥さんがゆっくりと…ユイを手渡した。
私が驚いて、
涙でぐしゃぐしゃの顔のまま見つめると…
奥さんは私の涙をタオルで拭いながら微笑んでくれた。
「…リディアさん。
ユイちゃんと一緒に、頑張りましょう?
……ね?大丈夫ですよ!」
私とユイを、引き離さないでくれた。