夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「…キスも。
普通のしか、しないし……。」
ヴァロンに、
口付けすら激しく求められた事がない。
いつも額や頬にそっとキスされて。
唇にも、優しくしか触れないキス。
「……アカリ。それは、少し…。
いや、だいぶ!ヴァロンと話し合った方がいいですわ!」
ずっと黙っていたモニカが力説する。
「だって…。
それじゃあ赤ちゃんだって、
アカリは産めないんですのよ?
手紙に欲しいって書いてたじゃない。
お互い産まれたら遊ばせよう、て。
男の子と女の子が産まれたら恋人になるかもね、て…。」
モニカとの手紙に書いた夢。
結婚も同じ時期に出来たから、
子供も同じ時期に出来るといいねって。
そしたらきっと、
私達みたいに仲良しで…楽しいだろうねって。