夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
「…ヴァロンはね。
赤ちゃんも、欲しくないの…かも。」
私は今日レナとレイに聞いた事を、
簡単にモニカに話した。
「…分かんないけど。
両親に良い思い出がないと、
自分が親になる自信がなかったり…。
子供が好きじゃない人、いるんだって…。」
あくまで昔、本で見た知識。
ヴァロンはどうなの?
なんて、とても聞けない…。
「……。
アカリ、ちょっといいかしら?」
「…え?」
モニカは席を立ち歩み寄って来ると、
私の頰をパチンッと軽く叩いた。
「っ…!
え?……モニカ?」
驚いて見つめる私の前に、
モニカは仁王立ちして見下ろす。