夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】

「相変わらずバカですわね!
ヴァロンに聞いてもいないうちから、
何でもかんでも自己解決で済まさないの!」

モニカはグッと私の両肩を持って、
必死に話してくれる。


「夫婦なんですのよ?
気になった事は聞いて何が悪いの?
それで傷付いても、喧嘩してもいいじゃない!
そしたら謝って、仲直りして…。
夫婦って、
そうやってずっと一緒に居るものだと…私は思うのだけど?」

……。

モニカの言葉に私の感情が湧き上がる。


ずっと嫌われない様にしてた。

本当は、
もっと一緒に居たくて…寂しくて。
ヴァロンに甘えたかった。
ヴァロンに甘えてほしかった。

あの大きな手で、
腕で抱き締めてほしくて。
本当は頰や額じゃなくて、
唇にキスをしてほしかった。

ヴァロンにもっと求めてほしくて。
ヴァロンにもっと触れてほしくて…。
私はいつも堪らなかった。
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