夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
【翌朝】

「本当に大丈夫なんですか?ヴァロン。」

「大丈夫だよ、熱下がったし。
今日電車乗らねぇとアカリに会えねぇじゃん。」

心配そうに言うシュウに俺は惚気る。

朝起きたら、
何故か体調はすっかり回復していた。
帰ったらまた次の任務がある俺にとっては、
少しでも早く帰る事がアカリとの時間を作る唯一の方法。

シャワーを浴びると、
俺は急いで帰り支度を始める。


「…アカリさんとは、
上手くいってるんですか?」

「……は?」

珍しいシュウからの質問。
仕事に関する質問は多々あるがプライベートの質問は珍しい。
しかも、
シュウから俺の女関係への質問なんて初めてだ。
< 72 / 497 >

この作品をシェア

pagetop