夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
【6月11日/ヴァロンの任務先宿屋】
心配して駆け付けると、
ヴァロンは警戒心が薄れる程に調子を崩していた。
用心深い彼が、
ここまで追い詰められている事。
私は、嫌だと思った。
「……シュウ。
いつも…ありがと、な……。」
「!……え?」
「…いつも、ありがと……。」
今にも眠ってしまいそうなヴァロンを支えながら、
私は彼の雨に濡れた髪を拭いてやった。
気持ち良さそうに表情を和らげるヴァロン。
私に甘えている彼を見て、
嬉しいと思いながら…。
同時にヴァロンにとって、
私はリディアやアカリさんとは違うんだと…。
思い知らされた。
心配して駆け付けると、
ヴァロンは警戒心が薄れる程に調子を崩していた。
用心深い彼が、
ここまで追い詰められている事。
私は、嫌だと思った。
「……シュウ。
いつも…ありがと、な……。」
「!……え?」
「…いつも、ありがと……。」
今にも眠ってしまいそうなヴァロンを支えながら、
私は彼の雨に濡れた髪を拭いてやった。
気持ち良さそうに表情を和らげるヴァロン。
私に甘えている彼を見て、
嬉しいと思いながら…。
同時にヴァロンにとって、
私はリディアやアカリさんとは違うんだと…。
思い知らされた。