夢の言葉と虹の架け橋【夢の言葉続編①】
(3)
……
………。
「ん〜……。
ヴァロン、アンタやっぱ小さいわ…。」
私とヴァロンを並べて見つめて、
リディアは難しい表情をしながら頭を抱える。
用事って、この子供絡みか…。
私は正直ガッカリした。
憧れのリディアからの声掛け。
それなのに、邪魔者がいる。
私はチラッと横にいるヴァロンを見た。
第一印象はチビ。
私よりも背が5センチ以上低く、
ヴァロンはとても痩せていて弱そうだった。
色も白くて病弱そうだし。
……まあ。
強いて褒めるなら、
白金色に似た輝く色素の薄い髪と瞳。
その色は、
私が目標とする白金バッジとよく似ていた。