スーパー丸尾ブラザーズ
―名菜の秋―
夏休みに作った紙ねんどの人形を、おうちに持って帰りました。
あらためて見るとやっぱり傑作だと思います。
ほんとは全部持って帰りたいけど、約束をしていたので、ちい兄の人形は桃子ちゃんにあげました。
その様子を見ていた裕貴くんも人形が欲しそうだったから、わたしは聞いてみました。
「裕貴くんも人形がほしいの?ふみ兄のやつならいらないから、別にあげてもいいよ」
すると、
「史弥くんの人形は、呪いの人形みたいだからいらない」
と言われました。
なんて失礼な裕貴くんでしょう。そんな裕貴くんに拒否されたふみ兄は、終わってると思いました。
結局ちい兄以外の人形は持ち帰って、最初はわたしの机の上に飾っていました。
だけどせっかく上手にできたんだから、みんなに見てもらおうと思って、玄関に飾ることにしました。
仕事から帰ってきたお父さんは、わたしの人形を見て大笑いして、止まらなくなっちゃいました。
一生懸命作ったから、むかつきました。
あらためて見るとやっぱり傑作だと思います。
ほんとは全部持って帰りたいけど、約束をしていたので、ちい兄の人形は桃子ちゃんにあげました。
その様子を見ていた裕貴くんも人形が欲しそうだったから、わたしは聞いてみました。
「裕貴くんも人形がほしいの?ふみ兄のやつならいらないから、別にあげてもいいよ」
すると、
「史弥くんの人形は、呪いの人形みたいだからいらない」
と言われました。
なんて失礼な裕貴くんでしょう。そんな裕貴くんに拒否されたふみ兄は、終わってると思いました。
結局ちい兄以外の人形は持ち帰って、最初はわたしの机の上に飾っていました。
だけどせっかく上手にできたんだから、みんなに見てもらおうと思って、玄関に飾ることにしました。
仕事から帰ってきたお父さんは、わたしの人形を見て大笑いして、止まらなくなっちゃいました。
一生懸命作ったから、むかつきました。