スーパー丸尾ブラザーズ
「とりゃー、起きろー!」
普通に起こしても起きないのなんてわかっているから、ベッドの上に思いっきりダイブ!
「うっ。名菜、重いって……」
このぼんやりとした顔で起きてきたのが、一番上の史弥(ふみや)兄ちゃん。わたしはふみ兄って呼びます。
西条(さいじょう)高校に通う2年生。男子バレー部に入っていて背が高いです。
ふみ兄はバレーもそうだけど、スポーツはなんでも得意。
それにやっぱり長男だからとてもしっかりしています。本人には言ったことないけど、とても頼りになるお兄ちゃんです。
部活の朝練があるから、わたしはふみ兄を一番最初に起こします。しかもふみ兄は朝シャン派です。
「ほら、名菜そこどいてよ」
「それより朝の挨拶は?」
「はいはい、おはよ」
「うんうん、それでよし。よくできました。おはよー、ふみ兄」
すると大きな手でくしゃくしゃってわたしの頭をなでてくれるんだ。嬉しいけど、さっき髪をとかしたばかりだからちょっとむかつきます。
普通に起こしても起きないのなんてわかっているから、ベッドの上に思いっきりダイブ!
「うっ。名菜、重いって……」
このぼんやりとした顔で起きてきたのが、一番上の史弥(ふみや)兄ちゃん。わたしはふみ兄って呼びます。
西条(さいじょう)高校に通う2年生。男子バレー部に入っていて背が高いです。
ふみ兄はバレーもそうだけど、スポーツはなんでも得意。
それにやっぱり長男だからとてもしっかりしています。本人には言ったことないけど、とても頼りになるお兄ちゃんです。
部活の朝練があるから、わたしはふみ兄を一番最初に起こします。しかもふみ兄は朝シャン派です。
「ほら、名菜そこどいてよ」
「それより朝の挨拶は?」
「はいはい、おはよ」
「うんうん、それでよし。よくできました。おはよー、ふみ兄」
すると大きな手でくしゃくしゃってわたしの頭をなでてくれるんだ。嬉しいけど、さっき髪をとかしたばかりだからちょっとむかつきます。