スーパー丸尾ブラザーズ
電車の中で母さんの作ったお弁当を名菜と2人で食べた。
「ちい兄と2人だと、なんだか大冒険してるみたい。わたしが戦士で、ちい兄はお供のホイミスライムみたい」
「逆でしょ、どう考えても」
「わたしホイミ使えないもん。それにちい兄は顔もそっくりだよ」
「オレだって使えねーよ。しかもあんなボケッとした顔してねーよ」
そしておばあちゃんちには迷うことなく着いた。
「ちい兄はさすが委員長だね。わたし一人だけだったら絶対に途中で迷子だったよ」
夏休みが終わって秋になったら委員長も決め直すから、オレが委員長でいられるのもあとわずかなんだ。
春は立候補してなんとか委員長になることができたけど、秋はできれば推薦してもらいたいな。
でも今はもうタイフーンレンジャーをやめて少し大人になったから、もしかしたら委員長に推薦してもらえるかもしれないって、ちょっとだけ思ったんだ。
家族と2時間も離れた距離にいることで、また大人になった実感がさらに湧いてきた。
「ちい兄と2人だと、なんだか大冒険してるみたい。わたしが戦士で、ちい兄はお供のホイミスライムみたい」
「逆でしょ、どう考えても」
「わたしホイミ使えないもん。それにちい兄は顔もそっくりだよ」
「オレだって使えねーよ。しかもあんなボケッとした顔してねーよ」
そしておばあちゃんちには迷うことなく着いた。
「ちい兄はさすが委員長だね。わたし一人だけだったら絶対に途中で迷子だったよ」
夏休みが終わって秋になったら委員長も決め直すから、オレが委員長でいられるのもあとわずかなんだ。
春は立候補してなんとか委員長になることができたけど、秋はできれば推薦してもらいたいな。
でも今はもうタイフーンレンジャーをやめて少し大人になったから、もしかしたら委員長に推薦してもらえるかもしれないって、ちょっとだけ思ったんだ。
家族と2時間も離れた距離にいることで、また大人になった実感がさらに湧いてきた。