俺様女装生徒会長と毒舌会計がいる日常
3.美女と罠と生徒会
長いだけで中身のない一日が終わり、帰りのホームルームが始まりました。
入学して早一週間。まだ充実感はありませんが、これからすぐに慣れていけるはずです。
一人でお弁当を食べるのだって楽しいのですよ。
この塩鮭でご飯をいかに食べるかとか、プチトマトを箸で掴めるかとか、挙げ出したらキリがないほど楽しいことはたくさんあります。食べ物で遊んでなんかいません。これは修行と同じなのです。とても頭を使うんですから。
鞄を持って教室をでます。
今日はこのまま家に帰り読みかけの推理小説を読むつもりです。ずっと気になっていたのです。A氏が犯人だなんて信じられない。A氏は絶対だれかを庇っているのです。そうに違いありません。
「きゃっ」
そんことを考えていたからでしょうか。
教室をでてすぐにだれかとぶつかってしまいました。
小さくてかわいらしい声をあげたのは私ではなく相手の方です。
それにこの声には聞き覚えがあります。
入学して早一週間。まだ充実感はありませんが、これからすぐに慣れていけるはずです。
一人でお弁当を食べるのだって楽しいのですよ。
この塩鮭でご飯をいかに食べるかとか、プチトマトを箸で掴めるかとか、挙げ出したらキリがないほど楽しいことはたくさんあります。食べ物で遊んでなんかいません。これは修行と同じなのです。とても頭を使うんですから。
鞄を持って教室をでます。
今日はこのまま家に帰り読みかけの推理小説を読むつもりです。ずっと気になっていたのです。A氏が犯人だなんて信じられない。A氏は絶対だれかを庇っているのです。そうに違いありません。
「きゃっ」
そんことを考えていたからでしょうか。
教室をでてすぐにだれかとぶつかってしまいました。
小さくてかわいらしい声をあげたのは私ではなく相手の方です。
それにこの声には聞き覚えがあります。