好きだと思うんですがっ!?
「そんな理屈が通るか、ばかものー!」
……自分の声にはっとして、あたしは勢い良く目を開けた。
目を開けて見ると、現実が見えてくる。
あたしはどうやら、夢を見ていたようだ……。
体勢が変だな、なんて思って視線を動かして見ると、どうやらあたしは星野くんの肩を枕にして寝こけていたみたい。
昨日とは逆転してる。
枕役を務めてくれてる星野くんは、片手で口元を押さえつつ、もう片方の手でお腹を抱え、爆笑してる。
必死になって声を押さえつけているのか、はたまた声すら出ないのか……。
ただ、肩だけは震わせて笑ってる。
……死にたい。
お願いだから、誰かあたしを殺して……。
そう、心の底から願った。