好きだと思うんですがっ!?
「浮田さんって面白いね」
「それ知ってる? 面白いは褒め言葉じゃないんだよ」
「いや、褒め言葉でしょ。ってか少なからず俺は褒めてる」
「ありがとう。でもどうせ褒められるなら可愛いとかそーいう言葉がいい」
「あははっ、自分で要求しちゃうのかー」
「うん、自分から言ってくスタイルで通してる」
「じゃあ、浮田さんは可愛いよ。その贅肉が」
「ーー殺意!」
あたしはこぶしを作って机をたたいた。
そしたらまた古柳くんは笑ってる。
「殺意ってセリフこわっ! じゃあ殺される前に俺は撤退するわ」
あははっ、と爽やかな笑い声をあげながら、古柳くんは自分の席へと戻って行った。