アラビアンナイト


今度は一瞬、何かを考える顔をしたジェイク君。

次の瞬間にはセリム君の方を振り向いていた。

『セリム』

『はい。本日はこれといった昼食はまだ用意しておりません。
皆様と一緒に食堂へ行かれますか?
それとも、今からシェフに連絡して何かを用意させましょうか』

セリム君はそんなふうにスラスラと答えた。

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