アラビアンナイト

その後の昼休み



初日のお昼休みは、波乱どころかセリム君のおかげで頭が大噴火しそうなくらい恥ずかしい思いをさせられた。

あの後は予定通り、伊藤君が合流して学校の中を5人で見て回った。

さすがにゾロゾロとついてくる人はいなかったけど、まるで見世物みたいにジロジロと見られた。

あんまりにも見られるから、きっと私は顔が引きつったままだったに違いない。

時々、伊藤君が心配そうに私を見ては、苦笑を浮かべてたから…。


< 149 / 713 >

この作品をシェア

pagetop