アラビアンナイト


……

なんかもう疲れた……。

勝手にしてください。

盛り上がる3人を尻目に、私は中庭から立ち去ろうとした。

「ありす、どこいく?」

「誰もいないところ。だからついてこないで」

そう言うとしょぼんとするジェイク。

でも今の私には彼をかまってあげる余裕も、さっきのやりとりを修正する気力もない。





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