アラビアンナイト


「どしたの、健太?なんか変なものでも食べた?」

「なっ!お前な!!せっかくひとが心配してやってるってのに…」

健太がそっぽを向いてブツブツ言い始めた。

「ごめんごめん。ありがとね」

もしかして、私に元気がなかったから、学校に来る途中もわざとあんな会話をしてくれたのかな?
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