アラビアンナイト


「ジェイクもソフトクリーム食べたかったの?紫芋ソフト美味しい?」

ジェイクは奏太から奪い取った紫芋ソフトに、とってもワイルドにかぶりついていた。

だからそう聞いてみただけなのに…。

無言のまま、自分の口の横についてしまったクリームを親指でスッと取ると、ペロリと舐めながらこっちを軽く睨んできた。
< 330 / 713 >

この作品をシェア

pagetop