アラビアンナイト


「佐々木さんは大丈夫そう?」

心配そうな顔で忍ちゃんが聞いてきた。

「うん、たぶん。今は小笠原先生と養護教諭の先生がついてくれてるはずだから」

「そう…」

会話しつつ、奏太から自分の大きなカバンを受け取った。

朝ぶりに持つと、やっぱり重い…。

真田君も荷物を持って歩いてきてたので、流れのままに4人で移動した。

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