アラビアンナイト
『この位置だとお互い話しにくいし、場所移動しようか』
『じゃあ、俺がそっちに行く』
そう言ったかと思うと、ジェイクが立ち上がって、奏太の隣に移動してきた。
「えっ、ジェイク、どうしたの?」
斧田さんがびっくりしてる。
そういえば、斧田さんはジェイクと日本語でしか話してなかったよね。
今の英語のやりとり、わからなかったのか。
まぁ、英語に力を入れてる学校とはいえ、全員が英語を話せる状態で入学するってわけでもないからね。