アラビアンナイト


「ちょっと!憶測で変なこと言わないの!」

腰に手を当てて仁王立ちでそう言い放った私を、部屋にいた男子が一斉に振り返る。

ジェイクを冷やかしてワイワイ言っていた男子が、私を目にした途端、口をつぐんだ。

シーンとなる部屋。

あれ?
私そんなに勢いよかった?
まぁ、いいや。

全員が若干私を見て軽く目を見開いていたけど、あまり気にしないことにした。
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