アラビアンナイト
やっと
【ありすsaid】
あと少しで自分の席、という距離で、私を背中越しに振り向いて見たジェイクが突然立ち上がった。
もちろん、視界にはその背中がずっと映っていたから、ジェイクがいるのはわかっていた。
でも、ふっとこちらを振り向いたから、私も無意識でそっちに目がいって。
そしたらバシッと目が合った。
心臓がドキーンと跳びはねたけど、ワンピースの裾をギュッと握って、目をそらさないように頑張った。
もう逃げない。
後でジェイクときちんと話して今の自分の気持ちを正直に伝えたいから。
だから、今だって目を逸らしたりしない。
まだちっとも覚悟ができない情けなくて弱い私でも、ちゃんと受け止めてくれるっていうなら…。
私もジェイクの気持ちに応えられるように、少しずつだけど頑張っていきたいから。
そうして2人で未来を描いていきたいと思えるくらいにジェイクのことが好きだから。
…うん、好き。
大好き。
あと少しで自分の席、という距離で、私を背中越しに振り向いて見たジェイクが突然立ち上がった。
もちろん、視界にはその背中がずっと映っていたから、ジェイクがいるのはわかっていた。
でも、ふっとこちらを振り向いたから、私も無意識でそっちに目がいって。
そしたらバシッと目が合った。
心臓がドキーンと跳びはねたけど、ワンピースの裾をギュッと握って、目をそらさないように頑張った。
もう逃げない。
後でジェイクときちんと話して今の自分の気持ちを正直に伝えたいから。
だから、今だって目を逸らしたりしない。
まだちっとも覚悟ができない情けなくて弱い私でも、ちゃんと受け止めてくれるっていうなら…。
私もジェイクの気持ちに応えられるように、少しずつだけど頑張っていきたいから。
そうして2人で未来を描いていきたいと思えるくらいにジェイクのことが好きだから。
…うん、好き。
大好き。