恋は盲目
呼び出し
食事していた和美は
テーブルにおいていたスマホが慌ただしくバイブした
画面みたと同時に『ゲッ』と思わず画面を伏せた
いつまでも鳴りやまぬバイブに明美が横からスマホをとり勝手にでた
「お待たせしました、はいいきます、わかりました」と切った
「和美、さっさと行く 」と家から追い出された
鞄を持ち、走る走る・・
『時間厳守っていったい何様?』
息を切らし、屋敷になだれ込んだ
「遅い呼ばれたらすぐに来る」
肩で息をしながら
「あんたいったい何様?いきなり呼び出してそれはないでしょ?」
「瑠偉様になんて言葉使いなんだ?慎みたまえ」と渡利に言われた
それを阻止した瑠偉に
「用なければ帰ります」と言ったら「今日からここで住むんだ」と
「嫌です、私には拒否はできないんですか?」
「あぁ・・・・・」
あまりにも腹が立ち
瑠偉のほっぺを叩いた
「瑠偉様に何をするんだ?」と地下の倉庫に押し込められた
私はドアを叩いて怒鳴った
「ここから出せ・・・・ダセ・・・ダセ」って
『私が何をしたんだ?私の意志は無視するのがいけないのあんな人嫌い早く帰りたい・・・』
何時間倉庫にいたのかわからないドアがあき
「瑠偉様がお呼びだ」と偉そうに呼びに来た
「私は和美さんが嫌いですが瑠偉様の命令ですから、仕方なく従っているんです、瑠偉様にたてつく事はお止めください」