できちゃった出産【ベリカフェ版】
 妊娠・出産って微妙な位置づけなんですよねぇ(苦笑)病気じゃないといえばそうなんですけど、状況としては病気とあまりかわらないっていうか(汗)定期的な通院・健診が必要で、場合によっては食事制限や服薬があったりして。

 医師や助産師とともに注意深く経過観察をしながら生活するのって、病気しているのと大差ないと思うんですよ。でも、決して病気じゃない(笑)ただ、命がけっていうのは本当ですからね。

 私は大学病院での出産だったので、入院中にはハイリスク出産をされた方に会うこともありました。お話を聞くと本当にもう壮絶でしたよ。分娩時の出血が多量すぎて、母子手帳の出血量の欄が空白だったとか(汗)自分より後から入院してきた人がどんどん退院していくのに自分だけはいつまでもそこにいる辛さとか……。

 我が家は一人っ子なので、私は妊娠・出産での入院って大学病院でのそれ一回きりなんですね。だから、個人の産院のことはよくわかりません。ただ、メモリアルやラグジュアリといったことを掲げる個人のクリニックと比べると、大学病院ってかなりシビアなところなんじゃないかなぁと思います。

 母子のうちどちらかが助からなかったり、或いはどちらも助からなかったり……。そういったことが起こる厳しい現場ですから無理からぬことなのでしょうけど、常に一定の緊張感が漂っている感じがありました。

 ちなみに、日本は「小さく産んで大きく育てる」ことを良しとする文化で、妊婦の体重管理や栄養管理が非常に厳しいわけですが。アジアの某国では「大きく産んでこそ!」という文化があるようですよ。妊婦さん、大変そうですよね(汗)

 そりゃあまあ「きょ、巨大児になったらどうしよう。大きくなりすぎないで~」という心配もけっこうな気苦労ですが。ところかわれば、いろんな苦労があるものですね(苦笑)


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