できちゃった出産【ベリカフェ版】
 妹にしてみれば、まるで謂れのない罪を着せられたようなもんですよね。彼女にしたって、好きで妹に生まれてきたわけじゃないわけで。いきなり拒まれるとか「はぁ!?」ですよね……(汗)

 結局ね、私は妹のことを「まどかちゃんはまどかちゃん(妹だのなんだの、そういうのは知らんがなぁ)」と思うことで決着したんですね。もちろん「ちさとはちさと」であることは言うまでもありません。ほんっとうにもうねぇ、理屈っぽくてすんません……(苦笑)

 でも、姉妹の仲が険悪だったかというと――そうでもなかったように思います。多少よそのおうちとは違う雰囲気があったかもしれませんが、わりと良好だったのではないでしょうか。

高校の文化祭のときには、妹がお友達を連れて見に来てくれたり。私が大学生になり妹が大学受験の時期を迎える頃には、いろいろと相談を受けたりもしましたよ。周りからみれば、ごくごくフツーの姉妹の関係だったと思います。

 大人になってからは、いっそうフラットで良い関係になったように思うんです。あ、彼女のほうがどう思っているかはわかりませんよ(笑)ただ、一人の女性として、個人と個人として、互いを尊重し合えていると……少なくとも私はそう感じています。

 妊娠したにもかかわらず、ちーっともハッピーオーラが出ない私を、妹は生温かく(笑)見守ってくれました。私は私で、妹夫婦の結婚しても子どもを持たない大人二人の生き方を、やはり生温かく見守っています。

 私たちはあまり互いの生き方に口出しをしません。ただ――いつだって味方でいるよ、何があっても味方でありつづけるからね、と。そのことだけは、なんとなーく(ここ重要・笑)確認しあっています。

 この後、いよいよ入院?出産?というときに、まどかちゃんは大活躍をするのですが――その話はまた後ほどあらためて。


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