祈り
放課後、美香に謝ろうと決めた。

もし、今回許してもらえなくても謝り続けよう…

ホームルームが終わり教室に残っていた美香に近づいた。

「なぁ、美香。」

「なに?」

冷たく突き刺さるような声に一瞬ひるみそうになった。

「話がある。時間ある?」

「うん。」

美香の返事を聞き隣の席に腰掛けた。
< 19 / 20 >

この作品をシェア

pagetop