私の秘密の婚約者
『莉音、嘘はいけないよ。先週、僕の思いを受け止めてくれたじゃないか。知らない男が乱入してきて莉音を脅していたようだけど僕には分かっているよ。君の心にいるのは僕だけなんだ』
『違う!私の心には誠しかいないの!』
私は飯田さんの後ろに隠れながらも否定をする。
『嘘をつく子にはお仕置きだよ』
先輩はそう言うとナイフを取り出した。
『莉音、僕と一緒に二人だけの世界に行こう』
先輩が一歩…また一歩と近付くが、飯田さんが私を守るように徐々に麻子さんが立っている厨房方面へ逃げるように退路をとっている。
『さぁ、莉音、二人だけの世界に行こう』
すると飯田さんが私を後ろに突き飛ばし私は麻子さんと共に床に倒れ込んだ。
一方、飯田さんは先輩の方へ立ち向かい、ナイフを叩き落とした。
先輩は飯田さんから床に押さえつけられていて身動きができない。
『麻子さん、僕の上着の胸ポケットから携帯を取り出してくれるかな』
麻子さんは急いで飯田さんの指示通りに動いた。
『そしたら、電話帳に駒村って名前があるから、その人に電話を掛けてくれないか?』
『は、はい』
駒村さんと電話が繋がると飯田さんは先輩を押さえながら麻子さんに電話を持ってもらい、話をしている。
私は身体の震えが止まらず裕一さんから背中をさすってもらっている。
通話が終わり、5分ぐらいすると一人の男が現れた。
『飯田さん、そいつですか?』
『そうだよ。あいにく、私は仕事終わりだから君に連絡したんだ』
『はぁ…まぁ、いいですよ』
そう言うと男…駒村さんは先輩に近付いた。
『18時13分、殺人未遂の容疑で現行犯逮捕』
そう言うと手錠をかけた。
『離せ!僕は莉音と一緒に二人だけの世界に行くんだ!莉音もそれを望んでいる!!!』
『はいはい。詳しくは署で聞くからな』
駒村さんは先輩を立たせるとパトカーに乗せた。
一瞬、店の周りに野次馬が見えたが飯田さんが他の警官に指示をして野次馬を散らせてくれた。
誠は裕一さんから連絡を受けて、騒ぎを避けるため、店の裏口から入ってきた。
『莉音は!?』
『誠!!!』
『違う!私の心には誠しかいないの!』
私は飯田さんの後ろに隠れながらも否定をする。
『嘘をつく子にはお仕置きだよ』
先輩はそう言うとナイフを取り出した。
『莉音、僕と一緒に二人だけの世界に行こう』
先輩が一歩…また一歩と近付くが、飯田さんが私を守るように徐々に麻子さんが立っている厨房方面へ逃げるように退路をとっている。
『さぁ、莉音、二人だけの世界に行こう』
すると飯田さんが私を後ろに突き飛ばし私は麻子さんと共に床に倒れ込んだ。
一方、飯田さんは先輩の方へ立ち向かい、ナイフを叩き落とした。
先輩は飯田さんから床に押さえつけられていて身動きができない。
『麻子さん、僕の上着の胸ポケットから携帯を取り出してくれるかな』
麻子さんは急いで飯田さんの指示通りに動いた。
『そしたら、電話帳に駒村って名前があるから、その人に電話を掛けてくれないか?』
『は、はい』
駒村さんと電話が繋がると飯田さんは先輩を押さえながら麻子さんに電話を持ってもらい、話をしている。
私は身体の震えが止まらず裕一さんから背中をさすってもらっている。
通話が終わり、5分ぐらいすると一人の男が現れた。
『飯田さん、そいつですか?』
『そうだよ。あいにく、私は仕事終わりだから君に連絡したんだ』
『はぁ…まぁ、いいですよ』
そう言うと男…駒村さんは先輩に近付いた。
『18時13分、殺人未遂の容疑で現行犯逮捕』
そう言うと手錠をかけた。
『離せ!僕は莉音と一緒に二人だけの世界に行くんだ!莉音もそれを望んでいる!!!』
『はいはい。詳しくは署で聞くからな』
駒村さんは先輩を立たせるとパトカーに乗せた。
一瞬、店の周りに野次馬が見えたが飯田さんが他の警官に指示をして野次馬を散らせてくれた。
誠は裕一さんから連絡を受けて、騒ぎを避けるため、店の裏口から入ってきた。
『莉音は!?』
『誠!!!』