溺愛されてもわからない!
夢君がどこで寝るか
こんなに広い家で客室もある。
月夜の部屋でもいいかもしれない。
でも一夜はいい顔しなかった。
「僕の知らない間に、すみれちゃんの部屋に行ってヤッちゃう危険もある」
思わす飲んでたお茶を吹き出す私。
「ないよー。ないない絶対ない」
夢君が私を襲うなんて
ないない絶対ない。
「男と女に絶対はない」
一夜は真剣に言う。
いやそんな
昼メロ的なセリフ言われても
あるワケないじゃん
ねぇ夢君。
「そうだな……でもそれを言うなら、俺が見てない隙に一夜がすみれを襲うかもしれない」
夢君は一夜に勝負を仕掛けるように
そんな事を真剣に言う。
なんだか気のせいか
ふたりの間がビリビリしている。
「僕の溺愛する義妹に手を出したら殺すよ」
「一夜が怖かったら、ここに泊まらねーよ」
かーなーり
ビリビリしてるんですけど。
これって何?