溺愛されてもわからない!
布団を並べた。
並べたといっても
夢君と一夜の布団を並べ
私の布団は
ずずずずぃーっと離して台所に。
「電気を消したらこっちに来ないで下さい。来たらモモンガ怪人に呪われます」
私の発言に呆れるふたり。
「はいはい。すみれちゃんも風呂終わらせな。夜は長いよ何して遊ぶ?」
「すみれの希望でいいよ」
私の希望でいいの?
「持って来るね!」
絶対あったよ。月夜の部屋にあったんだから。
バタバタと喜んで階段を走り
私が持ってきた物は……。
「マジかよ」
「そんなの月夜持ってたのか」
人生ゲーム デラックス。
人生は山あり谷あり
一晩中楽しもう。