溺愛されてもわからない!

布団を並べた。

並べたといっても
夢君と一夜の布団を並べ
私の布団は
ずずずずぃーっと離して台所に。

「電気を消したらこっちに来ないで下さい。来たらモモンガ怪人に呪われます」

私の発言に呆れるふたり。

「はいはい。すみれちゃんも風呂終わらせな。夜は長いよ何して遊ぶ?」

「すみれの希望でいいよ」

私の希望でいいの?

「持って来るね!」

絶対あったよ。月夜の部屋にあったんだから。
バタバタと喜んで階段を走り
私が持ってきた物は……。

「マジかよ」

「そんなの月夜持ってたのか」


人生ゲーム デラックス。


人生は山あり谷あり

一晩中楽しもう。
< 131 / 442 >

この作品をシェア

pagetop