溺愛されてもわからない!

いや
怖い怖い怖い怖い怖い
エンドレス怖い。

「さぁ寝ようか。すみれちゃんはあっちだよね。ひとりで寝てね。さっき話した何かが出て来るかもしれないけどさ」

「電気点けるなよ。俺は明るいと寝れないタイプだから」

「部屋に鍵付けたって言ってたよね。もし不安ならひとりで鍵付けて寝ていいよ。鍵あったら何かあっても僕達は助けに行けないけど」

「変なヤツが現れて悲鳴あげても無理だよな」

「思い出せば思い出すほど、その念が強くなってね目の前に現れるんだって。さっきの話は事実だから怖いよねー」

「すみれ。黙って寝ろよ」


電気が消されて
真っ黒くろすけ。

無理!
無理無理無理!
あんな怖い話聞いて
ひとりで寝るなんて無理っ!

そっと台所の小さな電気を点けようとすると

「だから明るいと寝れないんだって、消せよすみれ」

「スマホの画面からも奴らは来るから気をつけて」


怖い話なんて
するんじゃなかった。

一夜のホラー話がクオリティ高すぎる。

都会って
なんでも高いのね。

おばけーーこわいーーーー!!!
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