溺愛されてもわからない!

朝 起きたら
両隣の布団は片付き
ダイニングテーブルの方から話し声が聞こえた。

むくっと起き上がり目をこらすと

「おはようすみれちゃん。顔むくんでるよ」

「パン食べるか?」

イケメンふたりが朝食中。
みんな早起き
てか気持ちいいほど熟睡できた。スッキリ。
今何時だろう。

のそのそと「おはようございます」と布団を出て、ふたりの傍に行くとコンビニのサンドイッチが並んでた。

「ちょっと買ってきた。炊飯器にご飯もあるよ」

「ううん。ごめんなさい寝坊した」
唯一の女子だから
朝食ぐらい作ろうかと思ったけど、すでに用意されている。
今何時だろ、えっ8時半!もうこんな時間だったのか。
時計をまじまじと見てると

「気持ちよさそうに寝てたな」って夢君に言われてしまった。

「うん。熟睡できた」

「よかったな」

「うん」
今日はいい一日になりそう。

一夜が美味しいカフェオレを入れてくれて、3人で朝食。

贅沢な朝です。
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