溺愛されてもわからない!
「バイトはいつまで?」
「もう終わる」
「頑張ったね」
「うん」
お互いの泣き顔を見ると
余計に泣いてしまいそうな私達。
早く部屋を出よう。
「お父さん」
「何だい?」
「ありがとう」
私のお礼の言葉で組長壊れる。
号泣の一歩手前で部屋を出て
私も涙を拭いてから自分の部屋に行く。
お父さんもお母さんも一夜も
わかってくれていた。
一夜が報告してくれた
嬉しい。
それだけで救われた気分。
ありがとう。
よしっ!
彩里ちゃんなんて怖くない!
バイト終了まで頑張るぞ!